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なないろブログ
2016/09/02ブログ
「保定期間」ってどんな期間?

前回のブログにもでてきた「保定期間」。矯正治療において、「保定期間」はどんな期間なのでしょうか?
バラバラな歯並びを矯正器具を使って、少しずつ歯を動かし、理想の歯並びに改善していくのは皆さんお分かりかと思います。
しかし、残念ながら歯を動かし歯並びを改善しただけでは、歯の周辺の骨や筋肉が「戻にもどそう」としてしまうのです。そこで「保定装置」を使って歯を固定し「後戻り」を防ぎ、歯の周辺の骨や筋肉を安定させる期間が必要になるのです。この期間が「保定期間」になります。
「保定期間」の間は決められた時間「保定装置」を付けて歯を固定します。その後状態や経過を確信しながら、「保定装置」を付ける時間を短くし、最終的に安定して来た段階で保定期間が終了します。
多くの場合取り外し可能な「保定装置」をお渡しして、ご自身で脱着を管理していただくため、「めんどくさい」とか「もう大丈夫でしょ」といった理由で、決められた時間装着しない方がいらっしゃいます。そのような自己判断で「保定装置」を付けずにいると、せっかく時間をかけて改善した歯並びが、元に戻ってしまう恐れがありますので、しっかり期間・時間を守って装着して下さいね。
「保定期間」は見た目上治っているように感じてしまうので、つい気を緩めてしまいがちですが、理想の歯並びを「自分のモノ」にする為の大事な期間です。気を緩めずに最後までやりきりましょう!