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なないろブログ
2016/08/05ブログ
なぜ矯正治療は「長期間」かかるのか?

矯正治療は完治まで長い時間をかけて治療をしていきます。「もっと早く治らないの?」と思う方もいるかもしれません。でも、これには理由があります。
矯正治療は歯を動かすことで歯並びを改善していくわけですが、強い力を加えれば早く治るというものではなく、どんなに力を加えてもせいぜい1ヶ月に1mm程度しか動きません。
それだけではなく、必要以上の力を加わると歯の周辺や顎を圧迫して、悪い影響を与えかねません。
患者様の体に負担をかけない力で、歯並びがキレイになるまで少しずつ少しずつ動かしていくので、時間がかかるわけです。
さらに、動かした歯は「戻ろう」とします。そのために「保定期間」といって、直した歯が戻らないよう保定装置をつけて、経過観察する期間もあります。
そこまで考えると、完治まで個人差はありますが4〜6年かかることになります。長い期間が必要になりますが、時間をかけて治すからこそ、体に負担をかけずに美しい歯並びを手に入れられるのです。